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  蜘蛛巣村へのレビュー

蜘蛛巣村 の投票理由

・主人公の悲壮感がうまく書けています (2016/01/04(月) 18:19/まこと)


  Dr.F  2003/02/15 (土) 03:38

「乗っ取られ女学院」と「蜘蛛巣村」、ダブルスメグマで感激しました。食前でも全然オッケーでした。次の更新が待ち遠しいです。特にクリの測定と清掃を入念にされることでしょう。できるなら綿棒もって駆けつけたいところです。(我ながらどうしようもない変態だと思いますが・・・・・)


  通りすがりのROM  2003/03/30 (日) 19:47

蜘蛛巣村はバテが来ていると出羽健様が言われていますが相変わらずの怪しく良い雰囲気でいい感じだと思います。がこれで出来を満足なされていないと言うことは後半にさらに期待してしまいます。頑張ってください。ではでは失礼します。


  山田花子 03/05/26 21:02

○蜘蛛巣村へようこそ

仲のいい夫婦の背後から忍びよる黒い影・・・・

>まだ乳ぶさの腫れがひいておらず、ずっしりと重い感じ。腹の中に逞しい棒の圧迫感覚が残像のようにヒリつき、摩擦に焼けた肉唇は心なしかまた肉厚になった気分である。
(女ってこうしていやらしい身体になっていくんだわ)

 なるほどね〜と納得の展開です。

>発する寸前に一人の男の軍手をはめたグローブのような手が彼女の口を塞いでいた。へしゃげた唇に目の粗い軍手のケバが押しつけられる。土臭いその臭いが潰された鼻孔にムッと流れこんでくる。真樹の瞳がまだ事態の急変を信じられずに皿のように見開かれた。
 
軍手のケバという細かさがなんともいえません。

>壁がもう一度反転して収まると、何事もなかったようなバスルームが出現する。
>今まで一人の美女が玉の肌を洗っていた痕跡といえば排水口に絡みついている長い数本の頭髪と湯槽に浮かんでいる一本の縮れ毛だけであった。

 まるで映画の一シーンのようです。

○小麦色のお転婆女子大生
 男でなくておばさんたちを敵に廻すという設定がいいですね。
長期的にオバサンたちが外からくる女性たちに対して敵愾心をいだいているからこそ蜘蛛の巣村の諸活動が巧くいくのでしょう。

>「服でも作ってくれるの?」

感心しましたこのセンス。

>計測はあらゆる部位に及んだ。
>最後には野梨子も自分が一個の人格を持った人間ではなくて、部品の塊になったような気になってしまった。細かな数字は人間性を剥脱するのに有効なようだ。

うーん、納得の論理展開。

○一村一品は極上の肉

>奥さんがこれまでの人生で築き上げてきたいろんなもの──家庭とか仕事とか趣味とかそんな生活だよ──はここではまったく無意味で必要のないものとして無視されるんだ。
>奥さんは奥さんの美しい顔と肉体だけで評価され、扱われる。
>男に素直に従う心根だけを持つことが許され、反抗心だとか拒絶だとかは一切、剥される。

 ある意味ではユートピアですね。

○村営キャバレーで働きなさい

 一種の司法取引ですね。日本にはなじみませんが、これはこれでなかなか味がありますね。

>「どうだ、俺様の靴下の味は。さぞやおいしかろうなあ」

 こ、これは酷い・・・・拷問だ!!

○熱い肌は鞭のカンバス

>「負けないわ。負けるもんですか」
>彼女は・・・ペッと彼の顔へ目掛けて唾を吐きかけたのだった。
>「……馴らせるもんなら馴らしてみるがいいわ……」

 少しずつご主人さまをエキサイトさせていくお手並みはお見事ですね。

>悪魔たちをたぶらかし、油断させ、脱走のためのチャンスを作りだすなどスパイ映画もどきの大作戦を本当に出来るかどうか、自信などまったくない。それもきわどく挑発しつつ操を守っていかねばならないのだから至難の業だろう。
>「やつらもバカじゃないから、急にあなたが従順になったら不審を抱くでしょう。だから少しは真樹さんも抵抗を見せなければまずいでしょうね。二三日は私と一緒にヤキを入れられて頂戴よ」

 敵を騙すのはまず味方から・・そうかここが伏線だとすると、あとの野梨子の態度も違って見えてきますねえ。なーるほど。

○畜獄の一日・苛虐編

>真樹には侵しがたい名花を踏み躙る快感があり、野梨子には活魚を玩ぶ刺戟が感じられるのだった

至言です。

○畜獄の一日・教化編

>正午までにはまだ間があったので真樹は洗濯を命じられた。といっても裸暮らしの女性収容者に衣服はない。洗うのは管理者の汚れた下着であった

 ああ、ここにすでに登場していたのですか・・・

○畜獄の一日・淫売修業編
>「早くボランティアの補充をせねばならんわけだが、あの女子大生は処女だからあっちの役目があるわけだし、どうしても奥さんに一肌脱いでもらいたいわけだが」
>「ククク、村長、もうぜんぶ脱いでるづら」

 好きです、こういうの。

○真樹、お管理様の女にされる

 すごい、とにかく濡れ場をここまで読ませるとは・・・
プロ中のプロですね。

>「さ、これで他人じゃなくなったんだ。記念のキスといくか」
>石垣がいやらしく唇を尖らせてきた。しかし真樹はふっと顔を背ける。
>最後の矜持か。そればかりは赦さないというように硬く眼を暝って拒絶の表情である。

 かわいい、真樹さん・・・。

>「ケケケ、売女め。本性丸だしだな。最初から逃げだす気なんてなかったんだろ。
>抱かれたくてうずうずしてここに連れこまれたんだろ。変態なんだよ、お前は!」
>真樹は何が何だかわからずガクガク頷くばかり。
>「根っからの好き者だ。こういう生活が似合ってるんだよ。どうだ、罪を認めて蜘蛛巣村のボランティアになれば心がけしだいで毎日やりまくれるんだぞ。やれよ、真樹。一石二鳥じゃないか」
>それには辛うじて首を横に振る。
 
>「やるな? 真樹ぃ、ボランティア、やるよなあ!」
>よだれを垂らしながら石垣が咆哮をあげる。
 「──やる、やりますっ、なんでもやります。いうことをききます!」
 真樹は反射的に叫んでいる。

見事な三段攻撃です。これで陥落しない城はないでしょう。

>そういう成り行きとはつゆ知らない女子大生は血が昇りジンジンする頭の中で、今この時も村井真樹は石垣をうまく騙しきって地下壕から抜けだし、脱獄に成功しているはずだと希望を描いている。そのためには自分がこうして二人の悪魔の注意を引き続け、捨て石にならねばと悲壮な決意で挑んでいるのだった。

 なるほどこれじゃああとで怒るはずだ・・・

○早漏女子大生

 どんな責めより、肉体の秘密を知られたことがショックかもしれないですね。

○哀しき肉団子

>「私はかまわないわ。村井さんには色々と伺いたいこともありますから」
 ツンとした顔で敵意に満ちた視線を真樹に送った。
 「バーカ、お前の意見なんか聴いてないよ」
 再び握り拳が飛ぶ。
 「いいか。盗聴されてるのを忘れるんじゃないぞ。それにビデオカメラを回しておくからな。全部、記録されているのを頭に入れておけ」

 この状況で女子大生が本心をあかすかどうか?
なにか考えがあるのでは・・・?

○裸獄から淫獄へ

 野梨子と真樹の信頼関係を砕く・・・徹底した姿勢が魅力です。

>真樹はたまらなくなって自ら腰をあげようとする。
>「早く連れていってください、早く……」
>「フフフ、はりっきてるな、奥さん。その調子で向こうへ行ってもバリバリ働いてくれよ」

 この流れが実に自然・・・・
気に入った台詞

>「やはりお前は罪人だ。おてんとう様の下を胸を張って歩けないんだからな」
>「名前なんかどうでもいいのよ。歳とスリーサイズをいいなさい」
>「美人でしょう。人妻よ。売春防止法で挙げられたの。ま、これだけの身体をしていれば亭主一人じゃ物足りなかったんでしょう・・・。」

 BEBEは法律違反ではないのか、っと突っ込みたくなる気もしますが

>意気地がないわね。本当に女の顔を拝みたいなら足の一本も折ってきたらどうなの
>「それ以上やるなら、お代を戴くわよ。まだ営業時間前なんだから時間外手当ても含んだ料金よ。よくって」
>まったく、白衣のなかさこんな熟れ桃を隠していたとはな。やっぱり白衣さ脱いだのは正解だったなぁ。薮医者つづけているより、ボランティアのほうがどんなにか人助けになるか。こんだけの身体、使わずにいんのは、そりゃ、犯罪だべ

 治せなくても「慰める」のも大切なお仕事のうち・・・?

>「決まってるじゃない。ここの毛が男の肌にチクチクとあたらないようにだわ。肉体ボランティアの当然の身だしなみよ」
>と、まゆみは吐き捨てるようにいって、自嘲の笑みをうっすらと浮かべる。
>「無実!」
>まゆみが眦を吊りあげて頓狂な声をあげた。くぐもった忍び笑いが二三、洩れ聴こえてくる。
>「久しぶりに聞いたわね。その言葉。まだ死滅していなかったんだ」

 映画か舞台の台詞みたい・・・・
「ここにいる女全員は無実だわ。・・・・・・

 粗筋だけではもったいない話題の連続・・・惜しげもなくBEBEの悲惨さを強調するだけに使うところが凄い・・・あるいはこの作品の前にいくつもの「習作」が埋もれているのか・・・・?


  山田花子 03/08/16(土) 19:14

 前回読み忘れていた蜘蛛の巣村・・私にとってはまさしく「ツボ」の展開でした。13回、14回とあわせて感想を・・・
 今後も「女医いじめ」楽しみにしております。もっとも今後は脇役でなく「主役」の登場でしょうか?

蜘蛛巣村013 

淫ら蜘蛛たちの儀式 1

>しかし本当の地獄を味わうのは彼ら男たちではないのだ。蜘蛛巣村に捕われた美蝶たち、それもまだまだ新鮮な血と肉をもっているあらたな蝶二匹であるのは言うまでもない。
>そして決定的に違うのはここには空があるところである。・・・人間にはどうしたって空が必要なのだ。

 地下との対比が素晴らしい。
 でもこういう天国があるということはまた地獄に落ちることもあるのでしょうか?>なに大丈夫。ちょっと彼女の素行を娘たちに吹きこんでやればいい。

>この際、地下牢で散々、自分の弱気をなじった生意気な野梨子へ復讐するつもりでいた。
>真樹は性格すらも蜘蛛巣村に馴染んでしまっているようである。

 怖いです、とっても。でもこういう加害者と被害者の混在というのが、支配する側には絶好かも・・
今回のお気に入りはしつこいくらいの医者なぶりです

>便所トイレットペーパーの山積みの下敷きにされてはいるが、

 紙くず以下、という暗示ですね。

>安代もそれを看破していてしつこいくらいに持ちだすのである。
>「どーなんだよ。医学博士様」
>有能といわれていた医師の実績を自ら踏み躙るわけでまゆみにとっては苦痛でしかない

ここの展開がぐっときますね。

>暴力をふるえない恨みはあるものの、他人を見下ろす気分は悪くない。
>使命感や正義感を人一倍もっていたはずのまゆみも無残に性格が歪んでしまっている。
>ギョッとするまゆみは安代にへつらいの視線を送って、頬を引きつらせるように微笑みかける。

 奴隷根性丸出しの描写が素晴らしい。
「だってあの時お前はいったよね、できるものなら代わりたいって」
安代の台詞が聞こえてきそうな展開です。
 
淫ら蜘蛛たちの儀式 2

>「いや……違う。そんなはずはない。しかしそれにしてもよく似ておる……」

 ひょっとして娘?

>ブルブルと震えているソニアの肩口から首筋へ、肌の匂いを嗅ぐように鼻面を近づける。不気味な老人の息が吹きかかり、ソニアはゾッと背を緊張させた。

 不気味ぶりがなんともいえません。

>獅子が鹿を捕食するのは赦せても、獅子同士が共食いするのは戦慄すべき光景なのだ。

 ここもぐっとくる台詞でした。淫ら蜘蛛たちの儀式 3

>日本女性は全員、我が国の娼婦以下の牝にすぎないようだ

国際紛争の種になりそうな発言・・その真意を瞬時に悟って、それを応援するなんて、蜘蛛の巣村の外交センスの高さは凄い!!

>『叱咤脅迫』といったほうがいい言葉を投げつけるのである。

 造語力に感動!!

>もし敗北すれば国民の総スカンが待っている。金メダル獲得を義務付けられたオリンピック選手のように、多大なプレッシャーを押しつけられた医学博士は恐怖感にただただ喘ぐばかりである。

 話は代わりますが大変ですよね、選手のみなさん

>「それでは十五分一本勝負といきましょう」
>立ちあがったのは伊藤安代。腕時計を外し、芝居がかった仕草でそれを覗きこむ。

 ここでは同性の嘲りの言葉も聞こえてきそうです。
「肉体で勝てないならお得意の頭脳プレイを見せてよ。トイレットペーパーの下敷きになっているのはただのボール紙じゃないんでしょ」なんて・・・・

>「時間、十二分三十五秒、セラノ様の勝ちですわ」
>安代が勝利宣言を彼に下すと、一応、盛大な拍手が送られたが……、
>「いつまで寝てる。休んでる暇はないぞ。二回戦の始まりだ」

 あれれ、一本勝負じゃないの?などというのは野暮かもしれませんが・・
 
>「……誰か……救けてください……」まゆみの情けない懇願が虚ろに響いた。

 ほら、仲間が助けを呼んでるわよ、だれも助けてあげないの?しかたないわね。元女医のプライドを捨てきれずに高慢だから、こういう時誰も助けてくれないのよ。自業自得ね。だから人は普段が肝心なのよ。
 なんて・・・

>(ああ、私はオ×××なんだわ……目鼻や手足はついているけれども、結局はそれ
しか意味ないのよ。ああ、オ×××女……オ×××女……オ×××のまゆみ……)
>稲妻が縦横無尽に体内を駆けずりまわり、大脳を直撃した。

 すでに悟りの境地でしょうか?
 
淫ら蜘蛛たちの儀式 4

>トロトロと肛門から・・・赤い口腔を汚した白濁が・・・・

 すさまじい描写です。
 思わず記念撮影をしたくなるくらい・・・バシャ、バシャと浴びせ掛けられるフラッシュの音にも身じろぎしないまゆみ・・・トイレットペーパーをもってこいといわれた女の一人が、面白がって下敷きの「免許書」をもってくる。大笑いして腰の下に敷く伊藤安代・・淫水を受けて名前が滲む書面・・・なんて・・

>まゆみの『残骸』も片づけられた。

 ぐっとくる描写です。目鼻や手足はついているけど・・という前の表現と呼応して、「人間以下」という風情がよく出ていると感心いたしました。

>全裸の身体に荒縄が・・
>黒い燕尾服に蝶ネクタイと正装した富子と美春が女教師の縄尻を・・・

 この対比こそが真骨頂!!

>「三十三週ともなれば母体も安定してきて多少の無理もきくわけだな」

 ここで初めて銀蔵はニッと笑い、妊み腹を撫でていた手を・・・・
 この状況で「多少の無理」というのは・・・と変な期待をしてしまいましたが、そ
こは心優しい出羽さまのこと鬼畜な展開にはならないですよね。

>「不義密通の訴えが亭主より・・・・。皆様方におかれましてもどうか助力のひとつをお貸し願えますよう、よろしく願い奉ります──」
 
 団鬼六作品によくある、劇中劇のパターンを思い出します。全く個人的な好みですが、ここは義理の母の訴えの方がぐっときます。「寝たきり」あるいは『不能』の亭主につかえる若奥さんだが、実権はすべて義理の母に握られていて何もできない。ある日、夫と母が同衾しているのを見た妻はショックのあまり、倒れてしまうが、それを介抱した番頭との中を逆に讒訴されて・・・真相を明かすには、夫と母のことを暴露せざるを得ないが・・・・貞淑な妻にはそれができず・・・なんているストーリーも浮かびますが・・・


  山田花子 03/09/06(土) 14:53
 
 いつも楽しく拝見しております。9月第一週更新分は残酷味のある二話でとても楽
しめました。
粗雑ながら感想です。

○淫ら蜘蛛たちの儀式 5

 乳房責めのシーンも素晴らしかったけれど、なんといっても危険を冒してまで電気
責めする男たちの姿と、真樹が『なぜか』夫の靖雄の姿を回想するシーンが最高でした。


  山田花子  03/09/21(日) 12:06

出羽健さま

蜘蛛巣村016

淫ら蜘蛛たちの儀式 

鳥居野梨子の導尿カテーテルシーンもよかったけれど、

>日差しは涼やかな晩秋の空気をあたためていた。

 から始まるラストがいいです。久しぶりに田所まゆみにも会えたし・・・・
 奴隷たち相互の反目も自然・・できれば真樹と野梨子のエピソードはもう少し詳しく読みたかったような気がしますが、それ抜きでもこのボリュームですから、この位で読者の想像力を刺激する位がいいかもしれません。
妄想のついでに・・・・・

 「せっかくこれだけお客さまが集まっているんだ。ひとつもうひとふんばりしてもらおうじゃないか」
 富子の提案で、刈り取った田んぼに仮説リンクが設営された。
 
 田所まゆみ+宮田 茜 チーム 対 村井真樹+鳥居野梨子

 手段はともかく相手の褌を奪った方が勝ちという変則ルール・・
 田所まゆみの体重を利用したボディプレス攻撃に苦戦の鳥居野梨子は、村井真樹に交代を求められるが無視され、鼻輪を引き摺られて敵方コーナーにつれていかれ、そこで宮田 茜の乳汁攻撃を受ける。乳汁まみれになった鳥居野梨子がようやく自分のコーナーにたどり着くと 村井真樹はリングには出たものの交代どころか野梨子を羽交い絞めにしてリングの中央に進み出る。
 田所まゆみはどこに隠し持っていたのか採血の時に腕に巻きつけるゴムチューブを野梨子の乳房に巻きつける。
 「あんたの貧乳もこれでやっと私と同じ位になるわね,クロスケ」
 と笑う宮田 茜。自コーナーのロープに逆さに縛り付けられた鳥居野梨子は、褌を取り上げられた上、他の3人の放尿攻撃を受ける、とか・・・・・

お粗末さまでした。


  
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