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  私を愛した邪教へのレビュー


原ひろ子の投票理由

・チンピラにものにされてからの無残な弄ばれぶりに萌える (2016/12/22(木) 12:19/ssss)

通りすがりのROM  2003/07/18 (金) 23:29

私を愛した邪教については電気ショック!これにつきます。展開は某だめ団体の内部はこんな感じかなぁと思いつつ読んでいたのですが途中電気ショック関連の場面で妄想が脳内炸裂きました。電気ショックに興味を持った(知った)のは大薮春彦先生の戦士の挽歌(バラード)だったのですがその中の精神病院のシーンに興奮を覚えて以来のどきどきです。個人的にはもっと洗脳シーンを書いて欲しかったなどと贅沢な妄想も頭をよぎりました。他に蘭光生の蒸発シリーズの電気貞操帯も好きですがあれは単なる拷問具だから。どちらにせよ完全に服従させ奴隷宣言を行わせる上で電気関連の拷問他はいい感じだと思います。
 


  肥満以上  2003/07/23 (水) 21:25

私はなぜかA・鈴木が気に入りました。うんうん。
欲望の対象としてではなく、なんかいい感じです。
あとはやっぱりひろこですね。言わなくてもわかってるって?うんうん。


  鍛谷 03/07/23(水) 21:59

「私を愛した邪教」を読みました。
ホームページが開かれた際に読んだ「鉄拳」と同じく、このように一気に読めるのはありがたいです。2週間隔だと気持ちの盛り上がりが途絶えてしまうので、次第に気力が薄れるのをどうしようもありません。こんなことを言うのはとてもわがままな読者ですね。

さて、「最駄作の噂も」などと言われるのでなかば楽しみ(?)にしていましたが、どうしてどうして引きつけられました。さすがはプロの仕立てと感心します。
各プロットの「私が愛した…」「私たちを愛した…」などと主体が移動するのに対応してヒロインも交代するので、主役が誰なのかというふらつきはありますが、それはむしろこの作品の特徴のようなもの。大学助教授を主役にした章、エリカに主役が移った章、原ひろ子にウェートがかかった章、そして肉奴隷に落とされた貞淑な令夫人の章、そのリレーは、シュニッツラーの「輪舞」を思わせます。
わたしは、若い未亡人が、悪徳金融とヤクザと新興宗教が一体となって、「全財産をとられ交友関係をつぶされ、肉体や精神も改造されていく過程」がチラチラと文中にのぞき、そのためにわか探偵のエリカとともに様子を探りたい気分で読み進まされていました。(ただ、途中から本当に夫人の様子が書かれなくなったので、つい飛ばし読みまでしていましたが)

全編、あますところなく楽しめました。
とりわけ、原ひろ子先生のホテルでの花火ショーは圧巻でした。行動隊としてのチンピラにはとてもこんなプランは出せませんから、千藤配下には冷徹で念入りな行動計画を練るプランナーがいるものと思われます。(出羽さんのような)

夏美の、墓地での最終審査シーンもなかなかいい締めくくりでした。最初に監禁されて以来、どういう調教を受けたかいっさいはぶかれていましたが、エリカほどではなくても電気ショックは受けていたようだし、飯田女史やチンピラ達から性交と暴力の繰り返しによって、千藤の奴隷情婦として完成しているのでしょう。
ただ、彼女へ加えられる描写が少なかったのが残念です。出羽さんの場合、正義感に燃える弁護士や恐ろしく気の強い美少女などへの加虐は次々と浮かぶようなのですが、ただでさえ良人を失って憔悴している未亡人へのそれは筆が進まないのかもしれません。
けれど、こここそがこの小説のポイント。いったい福島透はなぜ、いくらぐらい、千藤から「借金」をし、またそれを千藤はどうやってとりたてようとしていたのか、教団の、失意に暮れる人間に対して「つけこんでくる」やりかたとはどういうものか、少し書いてほしかった気がします。これが夏美のような、芯はともかく夫の支えを失ってどうしていいかわからなくなっている未亡人への加虐です。それはまるで蜘蛛の巣にからめとられた蝶が、一枚一枚と羽をもぎ取られていくのに等しいような「責め」でしょう。かつて、「鉄拳」で、松の木を倒すきっかけを作っただけで、預金通帳から衣類から身ぐるみはがされ、そのうえ津田沼あたりの場末の売春クラブで働かされることになった女教師のように、夫が妻に内緒でしていたわずかな借金をもとに、世間知らずの未亡人をじわじわとおとしめていく流れを読みたかった気がします。(話が飛びますが、「蜘蛛の巣村」のタイトルは、私は最初、「蜘蛛の巣がいっぱい張っているような過疎の村」というイメージを抱いていました。内容から、「花と蛇」風にいえば、「蝶と蜘蛛」でもいいのではという気がしました)

エリカについては、水槽内の緊縛ヨガや、「うんうん」という独特のしゃべりが面白いレスボスA.鈴木も光っていましたが、やはり電気ショックが印象的でした。電圧を頭に流すとき、「どの程度の量を」「どの程度の時間」「どこに」流すかというデータを、教団は数多くの人体実験で作っているのでしょう。脳とはご存じの通り神経細胞のかたまりであり、一定以上の熱や外傷などで細胞は容易に死に、再生はできません。つまり、「知的障害者」にすることはできても回復はできないわけです。そうすると、どのへんの細胞を壊せば記憶力がなくなるとか、判断力が弱まるとかいうこともわかるかもしれません。
・・・
たとえば、レベル2だと、福島夏美の、夫婦生活や夫との思い出などを薄れさせ、同時に主体的な判断力をなくさせて教団への依存性を強めてしまう。しかし、強靱な精神力と教団そのものへの懐疑心を持っているエリカにはそれでは通用しない。そこでレベル5にする。これを夏美に使えば完全な痴呆状態になり、身体統御もできなくなるので人間としての生活が送れなくなるが、エリカならば人格崩壊にとどまる。ほぼ3歳児から5歳児程度の知能で停止し、それ以上の成長がなくなるわけである。男に身体で奉仕するだけの生活を送るだけならそれでもいいのであろう。
幼児の知能は、大人をだますほどの嘘はつけないし、言われたことには反抗できず、素直に従う。エリカは幼児の知能と成熟した肉体を持つ女になったわけである。まさにハーレムで飼われるのにふさわしい。
・・・

こうして考えると、やはりヒロインはエリカですが、準ヒロインとしての夏美も、もっ
と書いてほしかったです。
エリカは夏美を救うために潜入したのですから、教祖のハーレムに入った後にでも、いつか夏美に会わせてやりたい気もします。エリカは、E.田淵と名前を変えても、今後はほとんど裸に近い状態で教祖の機嫌をうかがう日々を送るのでしょうが、人格崩壊に至っていない夏美には、千藤の奴隷としても、またN.福島と名を変えた一女子社員としても使い道はいろいろあるでしょう。続編などを書こうかという気持ちが起きたら、夏美という「軸」を通すことによって、全体は恐ろしくしっかりした作品になるとも思われるのですが…。



  山田花子 03/07/25(金) 08:54

「私を愛した邪教」堪能いたしました
題そのものの捻り方も、各章の表題も、とってもおしゃれです。
たいへん簡略で申し訳けないのですが、いくつか短い感想を・・・

○透をあっさり交通事故で葬った点
 お見事としかいいようがありません。

○田淵エリカの電話シーン、それも異なる2つの視点から描かれた点
 しびれました。今後もぜひこういうテクニックをお願いしたいと思います

○弁護士ひろ子の露出シーン
 露出好きの私としてはもう忘れられないシーンです。
 わざわざ弁護士の大会という、舞台を選ばれた点、一種のお祭りだという意味で花火を小道具に使われた点、恩着せがましく、素顔を晒すことを強調した男の口調など、どれをとっても凄い。もっと長くひっぱれそうなところをあっさり書いてある点も魅力!!
 医学の学会で発表するはずの女医が・・・などというシーンはどうでしょうか

○未亡人の墓まいり
 わざわざ本来の墓から、夫の遺霊を無縁仏の共同墓地に移す、という発想がブラックで最高です。その上墓参りをさせて、未亡人をいたぶる・・・過激度は少ないかもしれないけれど、個人的にはぐっときました。ブロンド弁護士のモニカの死に匹敵する「衝撃」でした。


  肥満以上  2003/07/25 (金) 17:25

「ひろ子の尻花火」めちゃくちゃ気に入りましたよ。
こういうのはやっぱり巨乳と巨尻の持ち主が一番似合いますよね。
今回は珍しく衆人環視というか、普通の人たちの前での羞恥攻めですね。いつもは、出羽さん独特のおどろおどろとした雰囲気の世界を作り上げて、その中での話という感じですが、今回のは実際に起きたとしてもおかしくないかも。もし、巨乳巨尻の女に生まれ変われたら、是非体験したいです。
この間の感想はさすがに手抜き過ぎだったと思います。申し訳ありませんでした。ただ言い訳させてもらうと、出羽さんの作品の感想書くの非常に疲れるんです。僕は、〜の部分がよかった、とその部分を抜き出してよかったという書き方しか知らないので、場合によってはほぼ全文を抜粋しなければならないという、日本語的にもおかしな状況になるんです。


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